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特集 Special Issue

Interview 活躍するMBAホルダーたち

第三回 谷本 肇さん リアルコム株式会社代表取締役

「人中心のコンテンツマネジメント」をコンセプトに、ナレッジマネジメントソリューションのリーディングカンパニーとして、2007年9月にマザーズ上場を果たしたリアルコム。ITを使っての企業の新たなワークスタイルの実現に挑戦し続けている同社代表取締役社長CEOの谷本 肇(たにもと ただし)氏にビジネススクール時代のお話を伺った。

築いた人間関係、頑張ったという事実、KBSで過ごした2年間は自分に大きなインパクトを及ぼしている。

——MBAの取得は、谷本さんの人生にどのくらいインパクトがあったか、5段階評価をしていただけますか。

そういう意味では、正確に表現すると、MBA取得というよりはKBSへ行ったことですごく変わりましたね。さっきも言ったようにMBAというのは卒業証書一枚で、まったく、本質的には意味のないものかもしれませんが、そこで過ごした2年間とか、ネットワークとか、自分が一生懸命頑張った事実とかが重要だと思うんです。だから、ほかにももっといいビジネススクールはたくさんあるかもしれませんが、自分にとってはKBSでの2年間というのは、やはりいまでも5点満点中5点くらいのインパクトは及ぼしていると思いますね。

——その2年間はどのように良かったのでしょう? たとえKBS以外のビジネススクールへ行っていたとしたらどうだったと思いますか?

まあ、結論的にはたぶん、良いビジネススクールへ行けば、どこへ行っても良かったと思うと思うんですけど(笑)、KBSに一つ、アメリカのビジネススクールより良いところがあるとすると、マチュアな人、つまり成熟した人が多いんです。アメリカのビジネススクールってすごく単純化すると、大学卒業して2、3年どこかで働いたあと、エリート養成学校的なイメージでキャリアアップを狙って20代後半くらいで来て、卒業後もガンガンキャリアアップして、給料も上げてというふうに、良くも悪くも若くてエネルギーいっぱいという雰囲気なんですが、対してKBSは平均年齢も30代前半で、良くも悪くもガツガツしていなくて、先ほどもお話ししたように、自分にいろんなことを教えてくれた。そのときの人間関係というのはいまでも続いていて、私がこの会社を立ち上げたときもいろんな側面で助けていただいて、やはりそういう人間関係っていいなって思います。

とくに私の場合、KBS卒業後は外資系のコンサルファームへ行って、そのあとアメリカへ渡って、日本へ戻ってからこの会社を立ち上げたりして、いわゆるアメリカでMBAを取得した人みたいなことをやってきたわけです。そういう意味では、良くも悪くも日本の普通の規範からははずれた道を歩んでいるんだけど、いっぽうで、旧来の日本のエスタブリッシュな世界、それは悪い部分もあるけど良い部分も山ほどあるわけで、そういうものを肌で感じられる環境もある。そういうふうに、バランス感覚を保てる場が常に自分にはあるということは、これはものすごいいいことだなと思いますね。

プロフィール

谷本 肇

慶應ビジネススクールMBA、ペンシルバニア大学ウォートンスクール交換留学生。89年日本ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン入社。内外消費財、ハイテク、製薬業の戦略立案、実行をサポート。94年米シリコンバレーへ渡り、ハイテク・バイオ分野でのベンチャー企業コンサルティング、日本企業の提携戦略立案・サポートに従事。2000年4月帰国、リアルコミュニケーションズ(現リアルコム)設立。Enterpreneur of the Year(EOY)2005ファイナリスト。
ブログ:What’s going on around Realcom

会社概要

リアルコム株式会社

2000年4月設立、2007年9月19日東証マザーズ上場。企業に対してECM(全社情報共有管理)関連ソフトの開発・販売、システムインテグレーション、コンサルティングを提供。ソフト開発+コンサルティングという独自の事業展開を行っている。おもな製品に「REALCOM KnowledgeMarket EnterpriseSuite」「REALCOM Notes Watcher」などがある。

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